「お宿 × 居酒屋」 OoBU Imura 最近、刺激を受けている20歳も年下の青年から教えてもらいました。

大府で創業38年の居酒屋   食堂  Imura  にお宿がオープン。
「お宿  ×  居酒屋」 帰りの時間・帰りの足を気にしなくてもいい  最上のくつろぎタイム
"  お宿居酒屋スタイルがイケてる  "  を発信しています。


今日はいつもと違う事を書きます。

今年の夏前に知り合った20歳も年下の青年から教えてもらったことです。


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知的労働者の生産性向上
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仕事を短時間で終わらせるには
効率を高めるしか道はありません。

要するに、効率良い仕事のできる人を
たくさん生み出す必要があります。

デンマークはヨーロッパでもトップクラスに
一人あたりの生産性が高いです。
では、どういう人が仕事ができる

人かといえば、まず上がるのは、
『自分で考える力のある人』
だと思います。
自分で考えてやれる人がいる会社ほど生産効率は確実にあがります。

次に、
『自分の意見を持っていながらも
協調性もある人』
だと思います。
つまり、まず、他人の意見が良ければそれを受け入れること。

そして、協調性をもってより良いものを作れること。だと思います。

つまり、自分で考えられるのが
ステージ1だとすれば、他人と一緒により良いものをつくれるのが
この協調性を持った人、ステージ2だと思います。

一言で言うと、
・責任感のある起業家タイプの人
と言えるかもしれません。
私自身、チームを持っていて思うのですがチームみんなで仕事をする意味は、「1人の限界を超えるため」だと思っています。

ひとりで考えるプランよりも
5人で考えるプランの方が良いものであるはずです。

ところが、実際にには、5人で考えると寄せ集めのヘンテコな妥協案みたいなものが出来上がることがときにあります。

それは、
・一人ひとりが自分の意見をきちんと持つことができていない
・落とし所を上手くつくれていないということです。

一言でいうと、私たち日本人は
グループワークが下手くそなのだと思います。

日本では、会議は悪のように言われていますがグループでもっと上手に仕事ができたら生産性はもっと上がると思うのです。

知的生産者の労働効率を高めるにはグループワークがカギだと思います。

また、デンマークでは子どもが病気のときは1日は有給がもらえるのですが(夫婦で合わせて2日)
休んでも他の人がサポートできるようにするには、他人が休む人の業務を分かっていてサポートできる必要があります。

それにもグループで仕事を共有する事が必要になってきます。
では、どうしたら、自分で考え、協調性もある起業家マインドを持った優秀な知的労働者を育てることができるのか?という話です。

その答えが、、、
教育の現場にあると思います。
森の幼稚園で自主性を育むのは
自分で考える子どもを増やすためと言えます。

つまり、優秀な労働者づくりは
幼稚園から始まっているのです。
子供の頃からグループワークで
徹底的に授業をするのも
・自分の考えを持つスキル
・その考えを他人に伝えるスキル
・話し合いの中でより良いものを生み出すスキル
・グループで何かを作り上げるスキルという
『仕事ができる人間』
を生み出すための教育と言えます。

実際に、糖尿病のインスリン薬で
世界一のシェアを持つ、NOVO NORDIKという会社でバイス・プレジデントの女性にお話を聞いた時にこんな事を言っていました。

その人は、アメリカ人で結婚してからデンマークに来た方です。

アメリカとデンマークの両方を知っているのでどちらのシステムが優れていると思うかを聞いたところデンマークの方が進んでいると思うと言っていました。

そして、
デンマークの人は、上司が何か指示を出しても

「なぜですか?こっちの方が良くないですか?」

と、必ず意見を言ってくるそうです。

なので、上司も部下に何かをやってもらう場合はきちんと準備をして説明できるようにしなくては
ならない、とおっしゃっていました。

まさに、自主性と自分の意見を伝えることと一緒により良いものを作っていく教育の賜物だと思います。

私たち日本人は、話し合いの仕方も自分の意見の言い方も、落とし所の作り方も学校でほぼ経験をしていないので慣れていないし下手なのだと思います。


子供の頃から、自分で考えグループワークを何万回とさせるデンマークのやり方は素晴らしいと思います。

そして、詰め込み型の教育をしていない理由も仕事ができる人間になるために詰め込み型はあまり意味がないというのが良く分かっているからだと思います。

だから、暗記という意味での学力平均が下がっても、そこは働くのに必要でないから無駄なのでカット、もっと、社会で活躍できる人間を育てることに集中する、という無駄のカットと、効率化が社会全体で行われていると思いました。

子どもに幼稚園で料理や生活のために必要な事を教えるのも生きていくために必要だからです。


そして、詰め込みではなく、話し合いグループワークを繰り返すのも仕事ができる人を育てるためです。
・・・・・・・・・

このように、
「なぜ、そのような教育や社会制度にしているのか?」
という
『意図』の部分に注目をすると
視点が変わり、鳥の目で大枠から物事を見ることができるようになります。

全体を見ることができるように
なります。

そして、今回、鳥の目で見た時に
自分がやるべきことが明確になりました。それまで、個別には良いなと思ってもどのように取り組めば良いのか分からなかった事が
明確になりました。

それは、
『まず、ゴール(目的)を決める』ということです。
まずは、『会社として1年後、10年後にどうなっていたいのか?』

『どういうライフワーク
バランスを目指すのか?』
『役割や役職はどのような体制がいいのか?』
『職場の平均年齢や平均給与はどこを目指すのか?』
『世の中にどのように貢献する会社になるのか?』
というゴールをはっきりとすることだと心から思いました。

『ゴールを明確に』

というのは、あなたも何百回と
聞いている話だと思います。
私も意識しているつもりでした。

でも、デンマークを見て
「明確なひとつのゴールに向かうと奇跡のような素晴らしい世界になるんだ」
と、心から思いました。

もちろん、実際、デンマークが素晴らしいかは置いておいて、、、
ただ、デンマークのリーダーたちが明確なゴールから逆算して
良い国を作ろうとしているのは
間違いないと思います。

例え、実態が追いついていなくても少なくとも、やり方の方向性としては取り入れたいと思いました。
・・・・・・・・


もうひとつ、
今回深く考えたのは、
『自分がリーダーとしてチームのみんなの大切な時間を奪っている』という事でした。

もし、仕事時間が長くなってしまっているとしたらリーダーが、考えずに仕事を作ってしまっているからだと思いました。

その責任は重いです。。
今までは、とにかくやってみないと分からないからやってみよう!
という姿勢でした。

それも大切なマインドだとは思うのですがそれを言い訳に、考えていない部分があったと反省しました。

やはり、全体の最適化、効率化を
もっと真剣に考えなくてはいけないと思ったのです。

そして、命と同義であるチームメンバーの時間をもっと大切に考えなくてはいけないと思いました。
・・・・・・・・・


具体的なゴールが決まったら
・そのための体制づくり
・期限を決めた目標づくり
・具体的な施策
・効率化
などを決めていって
粛々と進めたいと思います。

かなり長くなってしまいましたが
これが、デンマークで学んだ
全体像についての話です。

すごく伝えるのが難しい、、、
と感じています。


この青年の他にも同じ事を言っている、やはり20歳も年下の青年を知っています。

一週間に大げさではないですが、2回はあって、あ〜でも、こ〜でも話してます。

時々は  Imura でお茶したり、ご飯を一緒に食べます。

彼から、おっちゃん脳をリフレッシュさせてもらっています。

皆んなで、語って、お茶して、ご飯を食べてワイワイ  やりましょう


いつでも来て下さい…


ご飯の用意は、

ちちんぷいぷい

サッサ

MOGU   MOGU

やっておきます。


(^o^)


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