食堂 Imura 懐かしい リワーク カーライフ編

大府で創業38年の居酒屋  食堂  Imura にお宿がオープン。
「お宿 + 居酒屋」の新しいスタイルを発信しています。

20代頃に憧れを持った車のデザインが復活しているようだ…



ヘリティッジ・デザインが意味するもの

かつての「名車」のデザインをリワークする自動車デザインが増えている。そこに表出される深層は?



「最高速で歴史に残るクルマはないけれど、いいデザインは永遠に残る」
これは『間違いだらけのクルマ選び』で一世を風靡した自動車評論家、徳大寺有恒さんがかつて言っていたこと。

プロダクトの核心をついた名言だと思っている。
最近のBMWデザインを見ていると、この徳大寺さんのことばを想い出す。

というのも、過去のBMW車のデザイン・ヘリティッジ(デザイン遺産)が、多くのニュー・カーに生かされているからだ。

BMWは毎年、イタリア・コモ湖畔で開催される美しいクラシックカーのお祭りである「コンコルソ・デレガンツァ(エレガンスのコンクール)」のスポンサー企業である。古いクルマ好きをとりこにするイベントだ。

歴史的な建物を使った高級ホテル、ヴィラデステの広大な芝生に100台を超える四輪車と二輪車が並べられ、最後は集まった大勢のす観客を前にして審査員がグランプリを決める。

BMWはこの場でコンセプト・モデルを飾るのを常としている。クラシックカーのイベントという性格ゆえか、昔のBMW車をモチーフにしたモデルが多い。

さらにそこでお披露目したコンセプト・モデルを各地の自動車ショーに出展するのにも積極的だ。

原型は戦前のレーシングカーなどで、イメージをうまく現代的に再現している。自動車好きの心をくすぐる術をよく知っているなと思う。一目で惹きつけられるのだ。

でもBMWのデザイナーはなんでこんなに「ヘリティッジ」にこだわるのだろう、とふと思った。

ヘリティッジ・デザインを比較的多く手がけるのはほかにBMWグループのMINI、フォルクスワーゲン、それに最近のルノーだ。

現在のMINIじたい、1959年発表のオリジナル・ミニに忠実なヘリティッジ・デザインだといえる。また、スポーツ・モデルなどでは、かつてのMINIの派生モデルのイメージが取り込まれている。

ビートルやタイプ2というマイクロバスなど、過去に広く愛されたクルマを持つフォルクスワーゲンも同様にヘリティッジ・デザインの手法を使っているし、フランスのルノーも、70年代にモータースポーツ界で大活躍した同社傘下のスポーツカーブランド、ルノー・アルピーヌをなぞったコンセプト・モデルを発表したばかりだ。さっそくファンから量産化を望む声が多く寄せられているとか。




BMWは2016年のヴィラデステにも、「2002ホーミッジ」と銘打つモデルを出展して話題を呼んだ。

1973年から74年にかけて作られた2002ターボというモデルがベースであると発表されている。マルニ(2002のことを好きものはそう呼ぶ)のターボといえば、ツーリングカー選手権でポルシェと張り合った記念碑的なスポーツ・サルーンである。

2002ホーミッジはターボチャージャーを高性能化に使ったので、かってのマルニ・ターボにオマージュ(=ホーミッジ)を捧げたわけである。

BMWではリ・イマジンという言葉も使って、2002ターボが現代によみがえったらどんなクルマであるべきかを“再”想像したとする。

「なぜヘリティッジにこだわったコンセプト・モデルを発表するかというと市場と関係があります」

昨年、BMWデザインを統括するアドリアン・ファン・ホイドンク氏に会ったとき、なぜ過去のクルマをなぞったようなモデルをデザインするのか、と送り手としての真意を尋ねたときに、彼から返ってきた答がこれである。

オランダ人のホイドンク氏は才能ゆたかなデザイン・ディレクターで、僕は常々尊敬している。

「企業にとっての財産は歴史です。長い歴史を持つことはすぐれた製品づくりを続けてきたことを意味します。

そして、カスタマーは自分の購買行動を通して、そうした長い歴史の一部に参加することを好む傾向があります」と、氏はつづけた。

「とはいえ、いまの若いひとは、60年代や70年代のBMWグループ企業の活躍をよく知りません。彼らにそういう過去を教えることは、それゆえ、とても重要なことである、とBMWグループでは考えているのです」。

将来のマーケットを支える若い消費者に歴史を教えるには教科書のような文献よりも、魅力的なプロダクトのほうが効果が高いということなのだ。2002シリーズは1966年から77年にかけて作られた小型の2ドア・スポーツセダン。

大ヒットした3シリーズの、事実上の前身といえるシリーズである。コンパクトながらバランスのよいデザインの2ドアボディに、すぐれた操縦性という組み合わせは他に類をみなかった。

そのため多くのファンを生んだ。こういうことをBMWは知ってもらいたいのだろう。

「瞬間よとまれ、おまえはとても美しい」とは、ゲーテの『ファウスト』の中の有名な一節だ。オリジナルの2002などはまさにそう言いたくなるぐらい完成されたスタイリングを有していた。

いくら会心の作でも、しかしながら、クルマはモデルチェンジをしなくてはならない。さきに若年層への浸透が目的であるという証言を紹介したけれど、いっぽうで僕のような昔からのファンの目には、今回の2002ホーミッジのような“リ・イマジン”されたヘリティッジ・デザインは、無情なマーケティングに対するクリエイターたちのささやかな抵抗とも映る。それがおもしろい。
Ogawa Fumio

男子は何歳になってもおもちゃが好きなんです。

古き良きモノと新しいアイデアかコラボして進んで行くんですね〜🏃

(^o^)

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名古屋駅からアクセス15分圏内の民泊
GUEST  HOUSE  R  IMURA/大府市共和駅

38年前の僕の車は 義理兄から譲ってもらったコロナ1800SL   2ドアクーペだった。

あんまり記憶がないけど、はじめて手にした車、嬉しくて嬉しくて、たまらなかったなあ〜

そこからVW車が気になり僕の車遍歴が始まりました…

Imura も38年   完全リワークとは違うが、新しく生まれたモノが
「お宿 + 居酒屋」

昔の料理旅館の簡易型カジュアルスタイルが今の食堂付きシェアハウスと思います。


民泊=Airbnbを始めてます。







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